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仕事やめたい・疲れたと感じたら|原因・対処法・判断基準を徹底解説

この記事でわかること

  • 疲れの原因を7つのパターンで整理する方法
  • 今夜5分でできる気持ちの鎮め方
  • 見逃しやすい心身のSOSサインの確認
  • 「もう限界」と判断していい3つのケース

「仕事やめたい、もう疲れた」——そう感じながら、辞めていいのか続けるべきなのか答えが出ずに今夜もスマートフォンを握っていませんか。

その気持ちは弱さではありません。環境や状況が積み重なった結果として、誰にでも起こりうることです。この記事では、原因の整理から今夜の即効策、判断基準、決断後の実務まで順を追って解説します。


「仕事やめたい・疲れた」と感じるのはあなただけではない

厚生労働省の調査によると、強いストレスを感じながら働いている労働者は全体の約5割に上ります。それでも「自分だけが追い詰められている」と感じやすいのは、周囲がつらさを表に出さないからです。誰もが平静を装いながら、心の中では同じように疲弊していることも少なくありません。まず「自分だけではない」という事実を受け取ってください。


仕事を辞めたい・疲れたと感じる主な原因

「辞めたい」という気持ちの背景には、さまざまな原因が重なっています。自分がどれに当てはまるか確認しながら読んでみてください。

人間関係・職場の雰囲気

上司のパワハラや同僚との摩擦、チームの空気の悪さなど、人間関係の問題は疲弊の最大原因の一つです。「仕事そのものより人が嫌で辞める」ケースは珍しくありません。

長時間労働・業務量の多さ

慢性的な残業や休日出勤が続くと、体力・集中力ともに消耗します。休む時間がなければ回復できず、疲れが積み重なって「もう限界」という状態に達しやすくなります。

給与・評価への不満

頑張りが正当に評価されない、努力しても給与が上がらない状況は、じわじわとモチベーションを奪います。「頑張っても意味がない」という感覚は、やりがいの喪失と直結します。

仕事内容へのやりがいのなさ

毎日こなすだけの業務が続き、「なんのためにやっているのか分からない」という状態は、義務感だけで動き続けることになり精神的な消耗を加速させます。

将来性・キャリアへの不安

「このままでいいのか」という漠然とした焦りは、答えが出ないぶん長期的なストレスになります。スキルが身につくのかという不安も疲弊を深めます。

体力・精神力の限界

睡眠が取れない、食欲がわかない、朝起き上がれない——こうした症状は体が限界に近づいているサインです。精神的なつらさが身体に出ている状態といえます。

職場環境・会社の体制への不信感

ハラスメントの放置、コンプライアンス意識の低さ、理不尽なルールなど、会社の体制そのものへの不信感は個人の努力で変えにくい分、消耗が深くなりがちです。

注意

「自分が弱いから疲れるのだ」と思い込んでいませんか。原因が環境にある場合、どれだけ頑張っても状況は変わりません。まず原因がどこにあるかを見極めることが大切です。


今夜の気持ちをまず落ち着かせる方法

5分でできる気持ちの鎮め方

頭の中を紙に吐き出す。 ノートやメモアプリに「今日何が嫌だったか」を整理せずそのまま書きます。思考の圧力が少し抜けます。

「今夜は決めない」と決める。 疲れた状態の判断は偏りやすいものです。意図的に先送りすることで思考の暴走を止められます。

体の緊張をほぐす。 肩を回す、深呼吸を3回繰り返す、温かい飲み物を飲む——小さな行動でも自律神経は整いやすくなります。

翌朝の通勤前にやっておきたい心理的準備

「今日一日だけ乗り越える」と視野を狭める。 先々のことを考えると不安は膨らみます。「今日だけ」を合言葉にすると心のハードルが下がります。

出勤前に5分だけ好きなことをする。 好きな音楽を流す、コーヒーを丁寧に淹れる。朝の小さな楽しみが一日の始まりを軽くしてくれます。

「今日ここまでやれたら十分」という基準を決める。 最低限のゴールを一つ設定して達成したら自分を認める習慣を試してみてください。


心身のSOSサインを見逃さないためのチェックリスト

身体に出るサイン

  • 朝、体が重くてなかなか起き上がれない日が増えている
  • 睡眠が浅い、または眠れない夜が続いている
  • 頭痛・胃痛・動悸など原因不明の身体の不調が出ている
  • 食欲がなくなる、または過食に走ることがある

気持ち・行動に出るサイン

  • 以前は楽しめていたことに興味が持てなくなっている
  • 仕事のことを考えると涙が出る、または怒りが止まらない
  • 職場に近づくだけで気分が悪くなる
  • 「消えてしまいたい」という気持ちが頭をよぎることがある

注意

「消えてしまいたい」「死にたい」という気持ちが出ている場合は、一人で抱え込まず、かかりつけの医師や「よりそいホットライン(0120-279-338)」などの専門機関にすぐ相談してください。

「疲れているのは自分が弱いせい」という思い込みを手放す

これらのサインは、体と心が「限界に近い」と教えてくれている正常な反応です。「弱さ」ではなく「信号」として受け取ってください。信号を無視して走り続けることのほうが、長い目で見ると大きなリスクになります。


対処法を試す前に知っておきたいこと|「頑張ることをやめる」という判断

対処法が効かないときは甘えではない

対処法がうまく機能しないのは、あなたのせいではありません。環境そのものに問題がある場合、個人の工夫では限界があります。「対処法を試したが効果がなかった」という事実は、「環境を変えるタイミングかもしれない」というメッセージです。

「もう限界」と判断していい3つのケース

  1. ハラスメントが継続している場合。 会社が対応しないハラスメントは、いくら耐えても解決しません。
  2. 心身に不調が出ている場合。 SOSサインが複数出ている状態で無理に続けると、回復にかかる時間が大幅に延びます。
  3. ブラックな労働環境が常態化している場合。 法令違反レベルの残業・賃金未払い・休暇取得不可は、個人の努力で改善できる問題ではありません。

ここがポイント

「もっと頑張れば変わるかもしれない」という期待は、消耗しきってからでは遅すぎることがあります。「続けることが美徳」という思い込みを一度手放してみてください。


辞めるか続けるかを決める前に試せること

「辞める」か「続ける」かの二択で考えると選択肢が狭まります。その前に試せる選択肢を整理しておきましょう。

有給取得・休職でいったん距離を置く

疲れた状態では判断力も思考力も落ちています。有給休暇を数日取るだけでも視界が変わることがあります。心身に不調がある場合は医師に相談のうえ休職も検討できます。休職は「逃げ」ではなく、回復のための正当な手段です。

部署異動・業務量の正式な削減を申請する

「会社は嫌いじゃないけど今の仕事がつらい」という場合、部署異動が解決策になることがあります。業務過多が原因なら、上司や人事に正式な形で業務量の見直しを申請することも一つの手です。

副業開始・週4勤務交渉という「現職を変えながら残る」選択肢

副業を始めて収入源を分散させることで、今の会社への依存度が下がり心理的な余裕が生まれます。週4勤務や時短勤務の交渉が認められれば、過労という疲弊の根本を解消できることもあります。

Aさん(30代・女性・Webディレクター)

昇格試験の不合格をきっかけに、「今の仕事が本当にやりたいことなのか」が分からなくなったAさん。「毎日、海に潜って溺れているような状態で過ごしている気持ちで、正直なところメンタル的にもかなりきていましたね」と振り返ります。

転職サイトを眺めてみたものの、自分の強みが言語化できていないまま求人を見ても判断の軸が持てず、状況は変わりませんでした。

転機はキャリアコーチングサービスの利用です。コーチとの対話を通じて自己分析を深めるなかで、「苦手だと思っていたコミュニケーションが実は好きだったと気づくことができました」という発見を得て自己肯定感が回復。転職市場と現職を冷静に比較した結果、「転職することだけが正解ではないと思えたんです」と語るAさんは、社内異動という第三の選択肢を自ら見つけ、上司に提案するところまで行動できるようになりました。

「辞める・続ける」の二択ではない道が、自己理解が深まることで初めて見えてくることがあります。


辞めるかどうかを冷静に見極める判断基準

「会社が嫌なのか・仕事そのものが嫌なのか」を切り分ける

これが判断の最初のステップです。

  • 会社の環境が問題なら → 転職で解決できる可能性があります
  • 仕事の内容が合わないなら → 職種や業界の見直しが必要です
  • 両方が問題なら → 転職先で同じ職種を選ぶと繰り返す恐れがあります

辞めた方が良いケース・続けた方が良いケースの比較

辞めた方が良いケース続けた方が良いケース
ハラスメントが継続・会社が対処しない一時的なプロジェクトの過負荷が原因
心身に不調が出ている人間関係が一部に限られ改善の余地がある
法令違反レベルの労働環境やりたい仕事が同じ会社内で見つかる
仕事内容が強みや価値観と根本的に合わないスキルアップ中でもう少しで転換点がある
Bさん(30代・男性・プロジェクトマネージャー)

マネジメント職での板挟みと体調不良が続き、「このままでいいのか」という強い疑問を抱えていたBさん。経歴としてはステップアップしているにもかかわらず、「自分が本当にいいなと思っているサービスか曖昧なまま、ただ責任感だけで仕事をやりきっていました」と当時を振り返ります。

キャリアコーチングを通じた自己分析で、疲弊の原因が職種ではなく「能力を発揮できる場の選定が違っていただけ」だと気づきます。「弱みを克服する」思考から「強みを活かす」思考へのシフトが起き、自己肯定感を取り戻したBさんは、自分のミッションに合致する業界でPMとして現在活躍中です。

「疲れた」の原因が職種ではなく環境にある場合、同じ職種で転職先を選ぶことが最善策になることがあります。Bさんの事例は、「辞めたい」を判断基準の整理に活かした好例といえます。


辞めると決めたら|次の1週間でやること

退職の意思表示・引き継ぎ準備の流れ

  1. 退職の意思を上司に口頭で伝える。 まず直属の上司に話し合いの場を作るのが一般的です。
  2. 退職届を提出する。 会社所定の書式に従い退職日を明記して提出します。法律上は2週間前の申告で退職できますが、就業規則も確認しましょう。
  3. 引き継ぎ資料を作成する。 丁寧な引き継ぎは退職後の評判を守ります。最終出勤日までのスケジュールを上司と共有してください。
  4. 社会保険・雇用保険の手続きを確認する。 離職票・健康保険の切り替え・失業給付の申請は退職後すぐに動く必要があります。ハローワークの窓口で確認できます。

転職活動の開始タイミングとキャリアコーチ・転職エージェントの使い分け

転職活動は在職中に始めるのが一般的に有利ですが、心身に不調がある場合は休息を優先してください。転職エージェントはスピーディーに求人を提案してくれる反面、自分に合う仕事より決まりやすい求人が優先されやすい面があります。「自分に合う仕事がまだ分からない」という段階では、キャリアコーチで自己分析を先に深めることをおすすめします。


「やめたい気持ち」を天職探しのきっかけにする考え方

「仕事を辞めたい」という気持ちは、「今の状態が自分に合っていない」という大切なシグナルです。

「疲れた理由」はミッション・強み・好きのズレから生まれる

仕事への疲れや「やりがいのなさ」の多くは、ミッション(使命感を持ってできること)・強み(自然に苦なくできること)・好き(時間を忘れて没頭できること)のいずれかが現職とズレているところから生まれます。義務感だけで動いている、成果が出づらい、楽しさを感じられない——これらはすべて、3つの軸のどこかがかみ合っていないサインです。

自分に合う仕事の見つけ方とRight jobのキャリアコーチング

「やりたいことが分からない」のは能力の問題ではなく、自己分析の方法の問題です。スキルの棚卸しや共通点探しといった一般的な方法では表面的な整理で止まりやすく、仕事に結びつく深い気づきには届きません。

Right jobのキャリアコーチングは、選考を通過した上位3.6%のコーチがマンツーマンで自己分析を深め、実際に合う職種を体験できる業界唯一のプログラムです。「やりたいことが見つかった割合100%」「キャリアチェンジ成功率90%」という実績のもと、公務員からカスタマーサクセスへ、介護職からWebエンジニアへといった転換を支援してきました。

Cさん(20代・女性・経理職へ転職)

「人より遅れているのではないか」という漠然とした焦りと、「こんな状態で自分なんかが何かで貢献できるのかな」という自信のなさを長年抱えていたCさん。ノートに悩みを書き出すなど自力で解決しようとしたものの、考えすぎる性質がネガティブな方向に働き、行動できない状態が続いていました。

キャリアコーチングを約3か月間受けるなかで、「自分の性格や資質は表裏一体で、強みにもなれば弱みにもなるからこそ、向き合いながらうまく付き合うことが大切だと考えられるようになりました」と語るCさん。職業体験プログラムで経理職の実務を体験し、「強みを生かしながら、縁の下の力持ち的な役割で人をサポートしていきたい。そう心から思える軸を見つけることができました」という確信を持って転職活動に臨み、経理職への内定を獲得しました。

「辞めたい」という気持ちは、より自分らしい働き方を見つける入口になります。立ち止まって自分を知ることが、次の一歩を確かなものにしてくれます。


まとめ

「仕事やめたい、疲れた」という気持ちは、弱さでも甘えでもありません。心身が発するSOSサインであり、同時に自分に合った働き方を探すきっかけでもあります。

今夜はまず気持ちを紙に吐き出してみてください。翌朝は「今日一日だけ」を合言葉に乗り越え、そのうえで原因を整理して冷静に見極める。決めたら順を追って動く——その流れで、今の状況は必ず動かせます。

一人で抱え込まず、必要であれば専門家の力を借りることも正当な選択です。

この記事を書いた人

矢部

Right job 創業者・取締役 / キャリアコーチ

20代を中心としたキャリア支援の専門家です。これまでに累計2,000名以上のキャリア相談と、150名以上の転職支援に携わってきました。著書『天職の見つけ方』はAmazonランキング10部門で1位を獲得し、累計1万5,000人以上の方に読んでいただいています。

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